アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎の原因はまだはっきりわかっていませんが、アレルギー体質の方、また皮膚のバリア機能が低下した方などによくみられ、発疹やかゆみなどの症状を繰り返すという特徴があります。一般的にこれらの症状が6ヶ月以上(乳幼児の場合、2ヶ月以上)続くと慢性と診断されます。
アトピー性皮膚炎の原因は?
アトピー性皮膚炎の原因はまだ解明されていませんが、皮膚のバリア機能が低下した状態の時に、ダニや埃、食べ物などのアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)が侵入すること、ストレスなどの様々な環境的要因が重なることで起こると考えられます。
発症の原因も病状の悪化を招く原因も様々なため、患者様お一人おひとりの状態にあった方法で治療していくことが重要となります。
アトピー性皮膚炎の症状
- かさぶたをともなう赤い発疹ができる(乳幼児)
- 手や上腕部、肘の内側、膝裏などに発疹ができる
- 常にかゆみをともなう発疹ができる
- 盛り上がりのある湿疹ができる
- 水分の多い湿疹ができる
- しこりのような湿疹ができる
- 皮膚が白い粉をふいたように見えて、皮が剥け落ちる
など
アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎に対しては、ステロイド外用薬などの塗り薬、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服薬、保湿薬などのお薬を使ってかゆみなどの症状を緩和させます。
きちんと治療を受けずに放置すると、かゆみがひどくなって患部を掻きむしってしまい、さらにかゆみがひどくなってまた掻きむしるといった悪循環に陥る恐れがありますので、できるだけ早く適切な治療を受けて、症状をコントロールするようにしましょう。
当診療所では、従来の軟膏薬を塗る治療だけでなく、最近承認された注射薬を使用することが可能です。
2018年にアトピー性皮膚炎の新しい治療薬が登場
すわ診療所では、アトピー性皮膚炎の新しい治療薬として2018年に承認された注射薬である「デュピクセント」を取り扱っております。従来の治療では効果が十分な効果が得られなかった場合でも、こちらのお薬を使用することで症状野改善がはかれる場合があります。
「アトピー性皮膚炎がなかなか良くならない」「効果的な治療を受けたい」とお悩みの方は一度ご相談ください。